ストレスのない室内干しのために家づくりで考えておきたいこと 1.室内干し臭を防止するための一工夫
sayakowada
NIGI DESIGN
収納の仕様を検討するときに、とにかく重宝するのが可動棚。入れるものがまだよくわからないから、とりあえず可動棚にしておいてください、という方も少なくありません。
こんにちは。
一級建築士+ライフオーガナイザー®の和田さや子です。
棚の両側にレールがついているので、好きな高さに棚を動かすことができます。
収納の仕様で迷った場合、今までは、「迷うならつけておいて、不要なら外せばいいですよ」と説明していました。ところが、ある時お客様が
「使わない棚を置いておくスペースが勿体ないのでいらないです」
とおっしゃったんです。これには、目からウロコでした!
確かに棚がたくさんあれば、収納するものを調整しながら、棚を増やしたり減らしたりがしやすいです。でも、その棚が多すぎたら…
棚は多ければ多い方がいいというものでもありませんね。
置くモノの高さを考えて、棚の高さの目測をつけておきましょう。例えば…A4サイズのファイルボックスを入れるためには高さ35cmくらいでOK。
収納の高さ(cm)÷35(cm)―1枚=必要な棚の枚数
という計算になります。
棚の枚数で迷う時は、棚板を増やすのではなく、棚受け金物だけ多めにつけておいてもらうというのも一つの案です。棚受け金物さえあれば、棚板はまたホームセンターで追加購入が可能。ホームセンターによっては指定したサイズにカットしてくれるサービスもあります。DIYが苦手な方はサービスを上手に利用してくださいね。